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作業性向上とクランプミスを低減させる治具設計

作業性向上とクランプミスを低減させる治具設計 | 社長ブログ

加工トラブルの要因で「取り付けミス」があります。

客先の治具を拝見させて頂くと、前工程の異常発見のポカヨケが無かったり、クランプミスが起こりやすい事例があります。

旋回式クランプで、どの角度でも取り付いてしまう治具は、加工トラブルの原因になります。

弊社では出来る限り、前工程の異常を発見できるポカヨケを取り入れたり、クランプミスが起こりにくい仕様で設計をしております。

こちらは横形マシニング治具のクランプ写真です。

間違った位置でクランプしないように、旋回式のクランプは出来るだけ使わず、スライド式を多く採用しております。

ワーク着脱時に上にスライドさせたクランプが落ちてこない様に、ボールプランジャを採用するケースがほとんどです。

下側のクランプは、ワークセット後クランプを上にスライドさせると、クランプ位置から下がらない様に設計をしております。

生産性や品質が良くない現場では、治具に必要な投資をしておらず、結果的に生産コストが高くなっているケースが多く見受けられます。

安定した生産をするには、作業しやすく出来るだけミスが起こらない親切な設計が重要です。